1998年度
琴の起源にもなった楽器です。これは12世紀に十字軍によってヨーロッパにもたらされました。
びわの起源にもなった楽器です。ヨーロッパに渡りリュートの起源となりました。
ネックと糸巻き部分が90度近く曲がっていて、この特徴をウードの子孫であるリュートやびわは受け継いでいます。
この曲がりには特に音響的/強度的に意味はないそうです。
歴史としてはフレット付きも存在しましたが最終的にフレットがない物が残りました。理由は1オクターブを60音位に分割して演奏されたためだそうです。
4世紀頃イランで出現しました
大きなリードでまっすぐな管と、小さなリードで裾の広がった円すい形(ソルナ)に分かれます。
ヨーロッパに渡ってショーム、オーボエと形を変えました。
日本では誤ってチャルメラと呼ばれるようになってしまったそうです。
バグパイプはヨーロッパ人の楽器演奏技術が未熟だったためダブルリード楽器に袋をつけた形で出現したそうです。十字軍にはほおに空気をためて連続した音を出す技術があり、その途切れなく続く音が遠くから聞こえてくることにヨーロッパ人は恐怖を覚えたそうです。その演奏技術の代りとして生まれたものとのことです。
トランペットという言葉は巻き貝を意味するものです。ただし、始めから巻き貝に似せて作ったから付いた名前なのか、できた形が巻き貝に似たために後から付けられたのかはわからないそうです。
■鍵盤楽器
簡単な定義としては
“ペルシャから来た弦を張った楽器に弦をはじく「スイッチ」を付けたもの”
だそうです。
弦の張り方の特徴としては2つあります。
発音方法の変化
・弦をタンジェントで押さえる(クラビコード)
・弦を爪ではじく(チェンバロ)
・弦をハンマーで叩く(ピアノ)
各楽器の特徴
ピアノの使われ方と性格の変化
弦の張力が増加していく過程
■その他
・スナリ
長い竹の節を取ってさらに途中の表面に穴を開けることにより風が吹くと音が鳴るようにしたものです。主に寺院に置かれました。
・ひょうたんが楽器にはよく使われています。
・浜松市楽器博物館にはローゼンハイム氏のコレクションを主に入手して展示しているそうです。